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迫力のあるステージに感動

三瓶 タカ  大玉村玉井(応急仮設住宅)

 いわき市に避難中の豊田直助さんのお骨折りで津軽三味線演奏者、井坂斗絲幸先生の門弟の会の発表会(第三十四回「喜幸会」)に招かれ、津軽三味線、和太鼓、民謡舞踊等のステージに満喫しました。発表会は八月二十八日茨城県牛久市で開催され、県内外の町民らがバス三台に乗り込み百五十人が到着。顔を合わせるや否や無事を喜び合い、席を同じくして、心も爽やか・・・。

 発表会の準備はすべて完了。招待の申し出をしていただいたにもかかわらず、急きょテーマを「東日本大震災 今、私たちにできること」ふるさとを思う家族を思う。と変更し、プログラムを更生したそうです。特別招待席まで設けられ、至れり尽くせりの接待に心から感謝でした。

 我が町町長は復興を誓い感謝の心で井坂家元と熱い拍手。十三支部数百名、特に筑波大学井坂流津軽三味線クラブ若手芸能集団の演技と枹捌きの素晴らしさには圧倒されました。
避難生活で心身疲れ切ったこの時だからこそ、迫力があるステージに町民は気持ちが前向きになり、一瞬でも元気をもらった筈です。最後に新相馬節、相馬盆唄、ふるさとの大合唱には感激の涙が止まらなかった。避難生活で心身ともに疲れ切っているさ中だからこそ芯まで響き、未だに余韻となって残り忘れないことでしょう。豊田さんありがとうございました。お疲れ様でした。


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